★About Us

世界の金融資産残高の多くがヘッジファンドへ流れ込み、その中でも最近はオルタナティブ投資への資本流入が多くみられます。これらは他の市場との連動性の少ない商品の組み合わせや、マネージドフューチャーズなど、先物取引を組み合わせた投資対象のリスク分散を積極的に試みることがベースとなっています。しかし、短期売買や数理的なデータに頼ったこれらの投資手法は、長期安定型投資に比べて日本の投資家に認知されているとはいい難い状況です。　外資系銀行にて数々のディーリングデータプログラムを海外ディラーとともに開発してきた経験で感じることは、数理解析への取り組み方の日本人と外国人の違いです。外国人ディラーにとって、統計処理に基づいたリスク分析は欠かせないものです。しかし日本人ファンドマネージャーには敷居が高く、その多くがファンドオフファンズ(FoF)に終始し、短期売買をベースにした科学的手法をこなす彼らの絶対数は少ないと感じます。

　現在日本の個人資産は1400兆円といわれており、そのほとんどがシニア年代で構成されております。令和時代に入り、これらのシニア世代の退職が進み、リタイア後の資産をどのように運用していくのか、大きな選択が迫られる年でもあります。国内に向けた資産運用において、現状では低利の銀行預金と日本国債、株式投資に比重が置かれ、これは様々な分野でポートフォリオの偏在を生み出しております。巨大な投資市場を持ちながら、多くの欠陥を持つ日本の現状において、危機の回避の分析は急務を要し、AIを駆使した技術を成熟させることは日本の国是であり、ひいては、巨大な外国ファンド勢に立ち向かう日本発の新しいポートフォリオ改革にも繋がります。

　「アルゴリズムに立ち向かう！」では、日本の富裕者層だけでなく、個人投資家の皆様に各々の投資目的と投資効果を十分ご理解していただき、最先端の金融テクノロジーを追求するとともに、日本に貢献できるソフト開発を実践していきます。