🧬 リバランス調整におけるトーンの出現と判別方法

アルゴ何を最適化子注文ロジック/板の見え方代表社例
VWAP / TWAP / POV平均価格/参加率時間/出来高に合わせて秒〜十秒スライス、ジッター入り(±15–45秒)。取消出し直しBlackRock🕳️, Vanguard🌀, 信託🍎🍊🍇🍌🍐
IS(実行差異最小化)/流動性探索コスト×スリッページ気配・隠れ流動性に合わせアグレッシブ調整、アイスバーグ/スナイパー併用野村AM🦒, MUFG AM🦬, Goldman🦁
StatArb/裁定MMベーシス/相関収益ペア/バスケット同時発注在庫制御で片側を増減IMC🦐, Optiver🦞, Flow🦀, DRW🪸
在庫連動MM在庫・スプレッドアヴェラネーダ式等で見せ枚数を刻み替え、Queue取り直し多いCitadel🦑, Virtu🐛, XTX🪼, Jane🐙
オプションMMのデルタ中和Δ=0/Γ管理価格閾値・15分境界で先物をまとめて買い/売りSusquehanna🦢, SIG🕊, Wolverine🦆, Akuna🐣
ロール/スプレッド限月/商品間ヘッジ同時成行/指値スプレッド、薄い側を優先して埋めるIMC🦐, DRW🪸, Optiver🦞

これらのリバランスの動きをカテゴリー別にどのようなチャートになるかを分類すると・・

モード典型アルゴ板での症状(どう見える)価格の出方主役例(会社+アイコン)
A ドリップ(平常のこなしー短期スイング)TWAP / POV1–5秒間隔で小口が連続。Bestに貼り替え多、取消→再提示が滑らかじわじわ同方向に10–40円、戻り小BlackRock🕳️, Vanguard🌀(こなし)+IMC🦐, Optiver🦞(受け裁定)
B キャッチアップ(追い上げ)POV加速 / ISO/Tが30–60秒だけ急増、成行・積極指値が増える1–3分のパルスで30–60円、階段状BlackRock🕳️(進捗遅れ補正), XTX🪼, Citadel🦑(供給)
C 同調ドライブ(スイング化)オプMMΔ中和+POV15分境界/正時で片側の板が薄化、連続約定が続く5–15分で50–100円の押し上げ/押し下げSusquehanna🦢, SIG🕊(Δ中和)+BlackRock🕳️(こなし)
D 逆張り吸収(鈍化)StatArb/裁定MM片側に当たると即逆側に厚み、約定が散る5–15円の往復細波、方向出にくいIMC🦐, Optiver🦞,DRW🪸, Flow🦀

では、これらがどのようなトーンに当たるでしょうか。

対象(中身)主トーン副トーン代表プレーヤー(例)
指数ウェイト/キャッシュ(パッシブのこなし)#1 Calm-Tone#6 Breath-Tone, #13 Step-ToneBlackRock🕳️, Vanguard🌀, SSGA🌑, 信託:三井住友信託🍎 / JMTB🍊 / JTSTB🍇 / 三菱UFJ🍌 / みずほ🍐
バスケット配分(アクティブPMの比率調整)#13 Step-Tone#8 Sine-Tone, #14 Pennant-Expand-Tone野村AM🦒, MUFG AM🦬, 大和AM🦌, SMAM🦓, 日興AM🐪
先物↔現物ベーシス/ETF裁定#1 Calm-Tone#3 Box-Tone, #10 Shock-Tone(ベーシス崩れ時)IMC🦐, Optiver🦞, Flow Traders🦀, DRW🪸
在庫リバランス(HFTマーケットメイク)#1 Calm-Tone#3 Box-Tone, #5 Spike-Tone(薄板探り)XTX🪼, Citadel🦑, Virtu🐛, Jane Street🐙
オプションΔ/Γ中和(先物でのヘッジ)#2 Pulse-Tone#7 Flash-Tone, #9 Dart-Tone, #15 Ladder-ToneSusquehanna🦢, SIG🕊, Wolverine🦆, Akuna🐣
ラージ↔ミニ/限月スプレッド切替#3 Box-Tone#1 Calm-Tone, #13 Step-ToneIMC🦐, Optiver🦞, DRW🪸
海外支店の顧客ヘッジ差替#9 Dart-Tone#10 Shock-Tone, #13 Step-ToneGoldman🦁, JPM🐃, Morgan Stanley🐅, UBS🦏

リバランス自体は① Calm / ⑥ Breath / ⑬ Step(=こなし・分割・安定供給)が基本。でもぶつかる相手(反対アルゴ)と場の状態で、表に出る“トーン”はガラッと変わります。

トーンが切り替わる仕組み(対立マップ)

🚩 Flag(市場状態/流動性)の出やすい時間帯(JST)

反対アルゴ(代表社+アイコン)何をする?(リバランスへ作用)出やすい“表のトーン”
オプションΔ/Γ中和:Susquehanna🦢, SIG🕊, Wolverine🦆同方向に追い風(買いこなし×Δ買い 等)→スピード増#2 Pulse, #15 Ladder, 強い日は**#19 Storm-Override
HFT在庫制御/供給:XTX🪼, Citadel🦑, Virtu🐛, Jane🐙板を薄く/厚くして価格の通り道を作る/塞ぐ#5 Spike, 薄いと#10 Shock(小ブレイク)
StatArb/裁定MM:IMC🦐, Optiver🦞, DRW🪸, Flow🦀逆側で吸収&均し→振幅を抑える#3 Box, #1 Calm(減衰)
CRT/超短期順張り:HRT🐜, Tower🐞, Jump🦗こなしの流れに瞬時追随→短時間の伸び#9 Dart, 速い日は#7 Flash
海外支店バスケット/ヘッジ差替:Goldman🦁, JPM🐃, MS🐅, UBS🦏まとめて同方向に追加弾→階段状の押上げ/押下げ#13 Step, 速度出ると#15 Ladder
ディーラー/自己デリスク:Nomura🧠/🐒, MUFG-MS🦍, みずほ🐘在庫圧縮で片側に寄る→一段崩し/踏み#12 Break, #18 Flat-Break
CTA/トレンド系:Man🦕, Winton🦖, Aspect🦎ブレイクに継続性を付与#9 Dart→長引けば#11 Beat
マクロ指標/定刻ヘッドライン重ね同時多発で加速#2 Pulse, #7 Flash, 強日で#19

Calm/Breath/Step(基流) × 反対アルゴの性格 × 流動性 = 観測される“トーン”。

🧬 トーン判別手順

上記のように、リバランス時間帯にお同じ“リバランス”でも、ぶつかる相手アルゴが違うと板の姿(スプレッド/厚み/フリッカー/約定のつき方)がまるで変わります。ここではリバランス(VWAP/TWAP/POV/IS/Close等の分割執行)を軸に、板(🧮)と歩み値・簡易Tick(📈)から「いま誰が、どのアルゴで、どのトーンを作っているか」を5〜10秒で推定するための手順を、章立てに沿って解説します。

1. 位置づけ(何を判別するか)
  • リバランスは、パッシブ執行(指数連動・配分調整)を主因として、市場に連続した小口の“こなし”を流します。表に出る主トーンは Calm-Tone 🫧/Breath-Tone 🫧/Step-Tone 🌓 が基本形です。
  • ただし、同時期に相手方のアルゴ(オプションΔ/Γ中和、裁定MM、供給HFT、海外支店の顧客ヘッジ差替、CRT/CTA等)が重なると、表面のトーンが別の型(Pulse 💓、Ladder 🌕、Shock 🌋、Surge 🌩️ など)に切り替わります。
  • 因果関係は下式で押さえます:
    基流(Calm/Breath/Step) × 相手アルゴ(誰×何) × 環境Flag(Auction/Spread/Sweep/Flow/IceWall)= 観測されるトーン

2. 判読の流れ(全体像)
  1. 5〜10秒の簡易チェックで「層」を仮置き(A:フラット/B:シャープ/C:ウェーブ/D:ショック/ダート)。
  2. フットプリント(板の挙動・歩み値の癖)からプレーヤとアルゴを推定。
  3. **Flag(環境)**を重ねて、行動のバイアス(順張り/逆張り/見送り)を補正。
  4. トーンの迷い所を所見で切り分け、主+副(16〜19)の最終ラベルに落とす。

3. どう見ればいい?(5〜10秒の簡易チェック:層の仮置き)

観測は5秒(速い時は3秒)で区切ります。順番は「速さ → 質 → 方向」。

  • フリッカー f/s(最良更新/秒)
    〜8/s=Calm/Breath ⚪/💨|8–20/s=Box/Step 🔴/🌓|20–40/s=Faint/Spike/Surge 🫧/⚡/🌩️|50+/s=Flash/Shock/Storm 💫/💥/⛈️
  • C/R(板の更新÷約定)
    3–6=こなし(Calm/Step ⚪/🌓)|>10∧約定少=試し突き(Faint/Spike 🫧/⚡)|>10∧約定多=本格交戦(Shock/Storm 💥/⛈️)
  • 偏り((Bid−Ask)/(Bid+Ask) の絶対値)
    ≤0.2=中立(Calm/Box ⚪/🔴)|0.3–0.5=片側優勢(Step/Ladder 🌓/🌕準備)|≥0.6が≥2秒=強推進(Pulse/Ladder/Shock 💓/🌕/💥)

クイック結論例
低f/s+低C/R+偏り小 → Calm/Breath/Box ⚪/💨/🔴(逆張り短打ち)
高f/s+C/R高(約定少) → Faint/Spike 🫧/⚡(様子見/最小サイズ)
高f/s+偏り大が継続 → Pulse/Step/Ladder 💓/🌓/🌕(小ロット順張り)
50+/s+C/R高+伸縮激しい → Storm/ Shock ⛈️/💥(成行回避・縮小)


4. プレーヤ/アルゴの推定(フットプリント → 推定 → 表トーン)
4.1 パッシブ執行・信託(分割)
  • 代表:パッシブ🪐(BlackRock🕳️, Vanguard🌀, SSGA🌑, Amundi✨)、信託🐱(三井住友信託🦊, JMTB🦫, JTSTB🐿️, 三菱UFJ信託🐕, みずほ信託🐇)
  • 典型フットプリント:等間隔の小段差、押し浅い、水平→+1tickの繰り返し
  • 表のトーン:Step-Tone 🌓/Calm-Tone ⚪/Breath-Tone 💨、副で Sync-Step-Tone ☔
  • 短縮タグ:VWAP/TWAP/POV/IS(分割)
4.2 裁定MM・スプレッド供給HFT(在庫/ベーシス整流)
  • 代表:裁定MM🦀/供給HFT🐙(IMC🦐, Optiver🦞, Flow Traders🦀, DRW🪸, XTX🪼, Citadel🦑, Virtu🐛, Jane🐙)
  • 典型フットプリント:同値リフィル、端で吸収、中央減速
  • 表のトーン:Box-Tone 🔴/Calm-Tone 🫧(ベーシス崩れ時は Shock-Tone 💥が混入)
  • 短縮タグ:MR-MM(平均回帰MM)/Iceberg-repl(隠し補充)
4.3 オプション主導MM(Δ/Γ中和)
  • 代表:🦈(Susquehanna🦢, SIG🕊, Wolverine🦆, Akuna🐣)
  • 典型フットプリント:瞬間真空→100連<1秒→即回復、短命サージ2発+
  • 表のトーン:Pulse-Tone 💓/Flash-Tone 💫/Ladder-Tone 🌕(強い日は Shock 💥)
  • 短縮タグ:DG-Hedge(quick/micro/chain)/SOR-multiSweep
4.4 海外系東京支店(顧客ヘッジ差替・バスケット)
  • 代表:🐼(Goldman🦁, JPM🐃, Morgan Stanley🐅, UBS🦏 他)
  • 典型フットプリント:抜け値の即水平化(支持/抵抗化)、段の積み上げ
  • 表のトーン:Step-Tone 🌓/Ladder-Tone 🌕/Shock-Tone 💥
  • 短縮タグ:TC/Close-Ramp(終値連動)/Momentum-POV
4.5 CRT/超短期・裁量(試し突き)
  • 代表:CRT🐸(HRT🐜, Tower🐞, Jump🦗)、裁量🐵(各社ディーラー)
  • 典型フットプリント:板2–5段の点滅多いのに約定伸びず=試し→即取消
  • 表のトーン:Faint-Tone 🫧/Spike-Tone ⚡
  • 短縮タグ:Probe-IOC/RequoteTest
4.6 CTA/トレンド系(継続付与)
  • 代表:🦕(Man🦕, Winton🦖, Aspect🦎)
  • 典型フットプリント:押し待ち不利の継続買い/売り、戻り浅い
  • 表のトーン:Dart-Tone 🚀 → 長引けば Beat-Tone ⚔️

5. Flagの重ね方(環境上書き)
  • Auction 💎:初動の方向が決まりやすい(寄付/再開/引け直前)。初撃は“待って”2本目から。
  • Spread 🧊:滑りやすい。利確は前寄せ、逆張りは IceWall ❄️の併観必須。
  • Sweep 🌊:押し待ち不利。順行小ロットで追随。
  • Flow 💧:執行遅延コスト↑。トレール幅・逆指値距離を広めに。
  • IceWall ❄️:抜けに時間。戻り売り/押し目買いの拠点。

例:Sync-Step ☔候補でも IceWall ❄️強→“抜け待ち”。Sweep 🌐が勝れば Ladder 🌕へ移行。

Flagのリスク値は時間帯別市場分析のMarketStrategy Breakdownのタイムラインを参照してください。


6. 時間帯別の読み方
6.1 火曜 10:06–10:10(午前の再配分帯)
  • 想定されるtone:Calm-Tone ⚪/Breath-Tone 💨(パッシブ🪐+信託🐱の分割)
  • この帯の“平常”は、価格フリッカー f/s=10–16、C/R=4–7、厚みバランスの偏り|…|≤0.2 程度に落ち着きます。ここから Step-Tone 🌓へ移る時は、5秒窓での連続プリントが8本以上に増え、偏りが +0.3〜0.5 まで2秒超持続、「水平→+1tick」の小段差が2回以上つながるのが典型です。フラグは 💧Flow 中、🧊Spread 低→中、❄️IceWall 低〜中が素直な組合せ。
  • 介入で変化:オプションMM🦈のDG-Hedgeが刺さると🧊Spread 上振れ→🌊Sweep 点灯が連鎖して短命サージが差し込まれ、Surge-Tone 🌩️が混ざります。押しが浅いまま段差が継続すれば、Ladder-Tone 🌕への格上げが有力です。
  • 因果:分割(原因)× Δ/Γ中和(増幅) × Sweep(環境依存)= Surge 🌩️ → Ladder 🌕
6.2 金曜 14:50–15:00(引け前)
  • 時間延長後は、終盤のピークがやや後ろへ寄り、💎Auction 高と 💧Flow 高が同時に立ちやすい帯です。基調は Step-Tone 🌓(TC/Close 連動)。直前の一方向推進のあと、半値未満(30–50%)の浅い戻しが“一度だけ”入って小休止、そこから再加速する定型が Pullback-Tone 🌦️→ Ladder-Tone 🌕 への道筋です。
  • “過熱ライン”はリテール計測に合わせて保守化します:f/s(価格)≥28–32、C/R≥10–12、偏り≥0.5 が2秒超持続、🧊Spread が 1↔3tick の伸縮を繰り返し、🌊Sweep が連発――これらが同時に重なり始めたら Shock-Tone 💥/Storm-Tone ⛈️警戒域。成行は縮小、指値追随はサイズを抑え、利確は前寄せ。見送りも有力な選択肢です。
  • 補足)本帯は「💎Auction 高 × 🌊Sweep 高 × 💧Flow 高」の三つ巴になりやすく、方向の“決まりやすさ”は上がる一方で、スリッページリスク(🧊)も同時に悪化します。サイズ管理とトレール設計を最優先に。

7. 迷い所の切り分け
  • Calm ⚪ ↔ Box 🔴:レンジ端の同値リフィル(供給/吸収)の有無
  • Pulse 💓 ↔ Flash 💫:等間隔の長さ(1–3秒 vs 1–2秒)と継続秒
  • Step 🌓 ↔ Ladder 🌕:〈水平→垂直→水平〉三拍子の反復が見えるか

8. チェックリスト(5〜10秒)
  1. f/s(速さ):低/中/高/極 を即判定
  2. C/R(質):こなし / 試し突き / 交戦
  3. 偏り(方向):中立 / 片側優勢 / 強推進
  4. プレーヤ推定:
    • 同値リフィル規則的→ 裁定MM🦀/供給HFT🐙 → Box 🔴/Calm ⚪
    • 等間隔小段差→ パッシブ🪐/信託🐱 → Step 🌓/Sync-Step ☔
    • 真空→100連<1秒→回復→ オプションMM🦈 → Pulse 💓/Flash 💫/Shock 💥
    • 点滅多いが約定薄→ CRT🐸/裁量🐵 → Faint 🫧/Spike ⚡
    • 抜け値の即水平化→ 海外支店🐼/CTA🦕 → Ladder 🌕/Dart 🚀
  5. Flagで上書き:Auction/Spread/Sweep/Flow/IceWall の強弱で行動を補正

9. 注釈
  • 分割:VWAP/TWAP/POV/IS(目標価格・時間・参加率・実行差異)
  • DG-Hedge:Δ/Γの先物ヘッジ(quick/micro/chain)
  • SOR/AggSweep:流動性貫通の同時執行
  • MR-MM:平均回帰を前提とするMM
  • Iceberg-repl:隠し在庫の同値補充

このマニュアルは「数値の絶対値」よりも区分の正確さを重視します。まずはフリッカー → C/R → 偏りで層を置き、フットプリントで誰×何を推定し、Flagで環境を上書きする——この三段で、リバランス帯のトーンを読み解いてください。

🎵Tone別:アルゴリズムの種類とプレイヤー分類表

①–⑫ 一般的なトーンタイプ

トーン名アイコン典型シーン主なアルゴ主なプレーヤー視覚サイン(手掛かり)戦略意図(ねらい)
① Calm-Tone(静波)寄り後の鎮静帯、前引け前、後場中盤VWAP, TWAP, POV-low, PPeg/MPeg, QR, BasisAdj, PairsArb/BasketArbスプレッド供給HFT🐙・裁定MM🦀・パッシブ執行🪐・パッシブ保有🐢1tick中心の狭い実体、小ローソクが等間隔地ならし。サイズ小で待機、先細り/段出現の兆しを待つ
② Pulse-Tone(閃影)💓指標直後、定刻フロー、ヘッドライン後の数分EventTrig, OLS-burst, DG-Hedge-micro, TimeSlice-burst, IOC-microCRT🐸・オプション主導MM🦈・パッシブ執行🪐一定間隔の短い伸びが連打(鼓動)短命加速の初動拾い→早利確。失速は即撤退
③ Box-Tone(瞬律)🔴材料薄の時間帯、指数様子見、昼休み前後MR-MM, Iceberg-repl, MPeg往復, PairsArb/BasketArb裁定MM🦀・スプレッド供給HFT🐙・信託銀行系🐱高安水平、端で反復反発、ヒゲ短め回転重視。壁寿命の短縮をブレイク前兆として監視
④ Faint-Tone(斜飛)🫧方向不明の序盤、材料待ち、薄い帯Probe-IOC, RequoteTest, MicroPD, IS-probe証券会社ディーラー🐵・CRT🐸・個人投資家(短期)🐹小さな抜け→即戻りが散発、だまし多発探索局面。ロット抑制と様子見、深追いしない
⑤ Spike-Tone(跳牙)薄所、節目直前直後、ニュース端緒Sweep-to-Fill, IOC/FOK, AggSweep, SOR-cross, DG-Hedge-crossスプレッド供給HFT🐙・裁定MM🦀・CRT🐸細い長ヒゲの単発スパイク、戻り短命ストップ連鎖の起点。急反転・スリップに注意、サイズ小で対応
⑥ Breath-Tone(滞静)💨長めの様子見帯、引けに向けた基調調整POV-low(5–10%), VWAP-low, RebalDrib, InvNettingパッシブ保有🐢・パッシブ執行🪐・アセットマネジメント🫎小幅でゆっくり上下、出来高細く継続橋渡し。偏りやテンポ変化をヒントに次モードへ備える
⑦ Flash-Tone(鋭閃)💫突発ニュース直後、見出しの一撃News-OLS, QuoteWiden, DG-QuickHedge, AggGrabCRT🐸・オプション主導MM🦈大実体が一発→直後に収束、瞬間スプレッド拡大追いかけ厳禁。初動のみ、または見送りでスリップ回避
⑧ Sine-Tone(鳴律)🟢安定レンジ、裁定往復が効く帯MR-Basket/Pairs, GridMM, OscSlice, InvRebal裁定MM🦀・CTA🦕なめらかな周期波、振幅と周期が比較的安定周期/振幅の変化=拡大型や転換の予兆。切替準備
⑨ Dart-Tone(流牙)🚀方向が出始め、薄い側に偏る時AIS, MomentumPOV(15–30%), MarkoutOLSCTA🦕・スプレッド供給HFT🐙小刻みな同方向実体が連続、戻り浅く短い連続前進の取りこぼし防止。止まり目で即利確
⑩ Shock-Tone(撃咆)💥節目の壁抜け、ギャップ埋め、端点BreakoutDet, SOR-multiSweep, TC-Ramp, IS-Max, DG-chainCTA🦕・海外系東京支店🐼・証券自己部門🦣壁抜け後の大実体、連続約定で一気に走る端点対応。分割利確+トレール、逆行時は潔く撤退
⑪ Beat-Tone(鼓動波)⚔️決算・需給イベント点在、中期調整TC/VWAP-Wave, BasketRot, Roll, POV-breathパッシブ保有🐢・アセットマネジメント🫎幅広い往復が規則反復、時間軸長め中期基調形成。位相ズレの加速に備え、間合い管理
⑫ Break-Tone(裂波)🌋清算・強制LC連鎖、クレジット解消LiqAlgo, DeRisk-IS, KillSwitch, MarginCall証券自己部門🦣・海外系東京支店🐼・銀行・生保系🐮連続陰/陽で戻り弱い、出来高集中、反発短命本崩し。成行回避、分割利確の徹底。リバは深追いしない

注釈(短縮タグの説明)

  • VWAP/TWAP/POV-low: 参加率や時間配分で穏やかに約定させる執行アルゴ(低アグレッション設定)
  • PPeg/MPeg: Primary/Midpoint Peg。ベンチマーク価格に追随する受動指値
  • QR: Quote Replenishment。見せ板含む差し替え・補充の自動化
  • BasisAdj: 現物・先物・ETFのベーシス調整取引
  • PairsArb/BasketArb: ペア/バスケットの相対価値裁定
  • EventTrig: 指標・定刻・ヘッドラインなどイベント連動の執行トリガー
  • OLS-burst/OLS: Optimal Liquidity Seeking。流動性探索の最適化(バースト=短時間の連打)
  • DG-Hedge-micro / DG-QuickHedge / DG-chain: オプションのデルタ/ガンマ中和ヘッジ(微調整/緊急/連鎖)
  • TimeSlice-burst / OscSlice: 時間分割発注(バースト型/オシレーター連動)
  • IOC/FOK: 即時約定残キャン/成行同等の一括指示
  • Sweep-to-Fill / AggSweep / SOR-multiSweep: マルチ会場一括スイープで板を食い進める発注
  • SOR-cross / AggGrab: ルーティングで最良気配の取りに行く/クロスを作る
  • MR-MM / MR-Basket/Pairs: 平均回帰を前提としたマーケットメイク/裁定
  • Iceberg-repl: アイスバーグ注文の補充(残量隠し)
  • Probe-IOC / RequoteTest / MicroPD: 小口IOCでの板探り、連続差し替えテスト、ミクロな価格探索
  • IS-probe / IS-Max / DeRisk-IS: Implementation Shortfall。探索版/最大緊急度/リスク低減の一括実行
  • AIS: Adaptive IS。状況に応じアグレッションを自動調整するIS
  • MomentumPOV: モメンタム追随の参加率制御(やや高めのPOV)
  • MarkoutOLS: 約定後の不利方向への動き(マークアウト)を考慮したOLS
  • BreakoutDet: ブレイクアウト検知ロジック
  • TC-Ramp / TC/VWAP-Wave: 引け成りなどターゲットクローズへ向けた増速/VWAPと併用の波配分
  • BasketRot / Roll: バスケット銘柄の入替ローテーション/期先乗り換え
  • LiqAlgo: 清算目的の一括・分割実行アルゴ
  • KillSwitch: 事前条件で即時にポジション縮小・手仕舞いする安全装置
  • MarginCall: 証拠金不足対応の強制的な売買
  • RebalDrib / InvNetting: リバランスのこなし(少量断続)/在庫の相殺処理

⑬–⑮トレンド型トーンタイプ(推進パターン)

No. & トーン名アイコン主なアルゴ種(出現時)主なプレーヤー(一般名+アイコン)視覚サイン(手掛かり)戦略意図(ねらい)
⑬ Step-Tone(階積/階落)🌓VWAP/TWAP/POV/IS による段階推進、バスケット進捗追随パッシブ執行🪐・裁定MM🦀・スプレッド供給HFT🐙水平→斜めの小段が連続、各段で短い滞在→再加速、押し戻りは浅い持続トレンドの基本形。1段目確定で小さく参加、2〜3段の継続で段階的に積み増し。深い戻りが入れば一旦仕切り直し。
⑭ Pennant-Tone(昇旗/降旗)🌔収束→拡大型のボラ制御、ブレイク準備(体勢作り)CTA🦕・裁定のボラ供給🦀/
アクティブPMの見極め執行🦀
高安が先細り(三角持合い)、出来高と振幅が縮小→抜けで一気に拡張、だましを挟みやすい先細り中は待機。抜け一発+続伸(戻りが浅い)を確認して小ロット追随。戻って三角内へ再侵入したら撤退。
⑮ Ladder-Tone(段積/段崩)🌕水平→垂直→水平の反復、突破価格の支持/抵抗化、ヘッジのΔ中和オプション主導MM🦈・スプレッド供給HFT🐙・パッシブ執行🪐抜け値が水平化して“はしご”状に並ぶ、短い垂直推進→水平滞在の繰り返し、リテストで止まる抜け値の支持化を確認して追随。各“段”で部分利確+再始動で増し。直前段を明確な撤退線にし、割れたらクローズ。

🎵波長が上下方向で明確なトーンタイプ

⑯–⑲ハイブリッド型トーンタイプ

トーン名アイコン主なアルゴ種(出現時)主なプレーヤー視覚サイン(手掛かり)戦略意図(ねらい)
⑯ Sync-Step-Tone(合段律)複数の分割執行がテンポ同期(参加率追随/在庫連動)パッシブ執行🪐・裁定MM🦀・スプレッド供給HFT🐙・HFTヘッジファンド系🐠同時に段が出る、階段が揃う、水平→斜めの刻みが各所で同期点火合図。2〜3回の同期で確度上昇、段ごとに小さく積み増し。
⑰ Surge-Tone(刺閃波)🌩️ニュース/微イベント初動+薄所探索、モメンタム初動検出CRT🐸・スプレッド供給HFT🐙・オプション主導MM🦈尖りが2連以上、直後に小段が出始める、ヒゲ頻発短命サージの見極め。まず小さく試し、連発するなら段階的に増やす。
⑱ Pullback-Tone(仮戻し)🌦️分割こなし+在庫調整(浅い戻し/押しの吸収)、ブレイク→リテストパッシブ執行🪐・スプレッド供給HFT🐙・裁定MM🦀半値未満の浅戻し→短い滞在→同方向再開、戻りの時間が短い継続確認パターン。浅いまま再開なら追随、戻りが深い/長いと無効化。
⑲ Storm-Tone(重嵐波)⛈️在庫制御×Δ/Γ中和×追随×裁定の同時発火、スプレッド伸縮反復HFTヘッジファンド系🐠・オプション主導MM🦈・CTA🦕・裁定MM🦀厚みの出入りが高速、1↔3tickの伸縮が頻発、連続貫通と急反転が交錯最上位警告。成行回避、分割利確とトレール必須、過剰な逆張りを控える。

🎵フラグ型

No. & フラグアイコン測るもの(定義)典型シーン主なプレーヤー観測の手掛かり使い方/注意
① Auction(AT)💎板寄せ直前の傾き・気配偏向寄り前、12:30再開直前、引け直前パッシブ執行🪐、裁定MM🦀、CRT🐸オークション気配の更新頻度上昇、成行気配の片寄り、指値の引っ込み、基準値からの乖離拡大方向が決まりやすい帯。ATが高いときは抜け一発目を待って小さく順行。SW/ SPが同時に強ければブレイク本線の確認に使う
② Spread(SP)🧊スプレッド急拡大=板の薄さ寄り直後、丸い時刻前後、引け前スプレッド供給HFT🐙、裁定MM🦀スプレッドが1→2/3tickへ急伸、気配枚数の減少、板の空白抜けやすいがスリップ大。サイズは抑制、利確前寄せ。逆張りするならIWの強さを必ず併観
③ Sweep(SW)🌊片方向スイープ(連続貫通)初動、再開直後、引けの加速帯CTA🦕、CRT🐸、スプレッド供給HFT🐙連続約定で板を深く貫通、テープの加速、戻りの短命化押し待ちは不利。ATが強いときは順行重視、IWが強ければ再供給で停滞しやすいので深追いを避ける
④ Flow(RF)💧刻みテンポ(終秒連打・提示頻度)節目直前、AT帯の直前直後パッシブ執行🪐、CRT🐸、スプレッド供給HFT🐙終秒約定の連打、気配更新のリズム上昇、短い実体の連続執行遅延コストの指標。RFが高いときはトレール幅・逆指値距離を広げ、スキャルは分割エントリを基本にする
⑤ IceWall(IW)❄️同価格の即復活=吸収壁の粘り日中レンジ維持帯、戻り待ち帯スプレッド供給HFT🐙、裁定MM🦀食われた板が即復活、出来高は出るが価格が進みにくい、同水準での反復抜けに時間がかかるサイン。SW<IWなら戻り売り・押し目買い、SW>IWなら抜け待ち。ブレイク狙いはサイズを段階的に

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