★ 4. 4 -3 Φ フォース・フレームワーク(Force Framework)

  Φ フォース・フレームワーク(Force Framework)

🔗 FLASH（Front-Late Asymmetric Sensitivity Highlight）：感応時差非対称指標

過去の価格変化率と遅延時間の自己相関を計算し、市場の「遅延・加速増加係数」を導出します。

✅ 計算方法:

✅ 特徴:

方向が変わるゼロ交差地点（Phase Shift Time（PST）を前後に分けて矢印で表示しています。

✅ FLASHの限界:

• 前半と後半の意味づけ（例：市場オープンの影響、ニュース前後など）を誤解すると解釈が逆転し得る
• 上下どちらにも明確に動かないレンジ相場では、スコアが0付近に留まりやすく、他指標との併用が望ましい

🔗 Inertia（Directional Inertia Index）: 方向性慣性指標

市場の慣性、硬直性を測る

DIIは市場が一方向に動き続ける力（慣性）を測る指標です。トレンドの継続性や安定性を数値化し、トレンドがどの程度持続するかを分析する際の参考になります。

✅ 計算方法:

Inertia=∑(上方向偏差)−∑(下方向偏差)

✅ 特徴:

• 「どれだけ逆行せずに動いたか」に焦点
• ＋符号は上昇方向、－符号は下落方向
• 大きく動いても逆行が多ければスコアは低くなる「勢いと一貫性」のバランスを評価

✅ Inertiaの限界:

• 1回の強い一方向スイングが全体を支配しやすいなど、反転やノイズ混入時は誤検出の可能性あり
• 極端に小さいボラティリティでは数値が不安定化（除算エラーや過大評価）

🔗 BOX ( Box Oscillation Index）: ボックス振幅指数

一瞬の収束ではなくどれだけ一定の上下運動を繰り返したか、市場の「ボックス性（保ち合い・膠着）」を測る

✅ 計算方法:　値動き移動ラインの総計 × 移動幅分布の濃度（正規化済）

• 上昇側nodes：
  1. 最高値到達点（High Arrival Point）
  2. 最高値離脱点（High Departure Point）
  3. 最大瞬間高値点（Peak Instantaneous High）
• 下降側nodes：
  4. 最安値到達点（Low Arrival Point）
  5. 最安値離脱点（Low Departure Point）
  6. 最大瞬間安値点（Peak Instantaneous Low）

edge =ノード間を結ぶ変動の軌跡：High Arrival → Peak → Departure など。エッジはそれぞれに方向と長さを持ちます

✅ 特徴:

• W型値動き（保ち合い）を定量化
• レポートでは他指標と連携して◢　◥（ペナント）■（ボックス）▬（横ばい）などの図形で表現

✅ BOXの限界:

• 幅や変動基準の設定で結果が変わる。閾値設定でのバックテスト要
• 移動幅(Edge)の計算が今のところ６個のノード間でしか得られない。

🔗 REVERSE(RPI-Recoil Potential Index）: 反動潜在力指数

「見えざるリスク」を数値化する新指標

市場がトレンドと逆方向に大きく動く確率を数値化 したもので、短期市場の急激な変動に対応するために開発された指標です。

✅ 計算方法:

• DD：Reversal Depth（逆方向への押し・引きの深さ）x SSS：Snap Sharpness（反転の鋭さ・戻り速度）x Direction Sign(+ or -)

✅ 特徴:

• 瞬間的な転換よりも、「逆方向に耐えた時間＋そこからの回帰速度」が本質
• 浅い戻り・小さな谷ではスコアが出ず、強い張力と急反発の時に顕在化

✅ REVERSEの限界:

• 今後反転しそうな動きにスコアをつけるため、実際の値動きと逆になることが多い（※本質的には兆候指標なので）
• 偽の谷（Fake Reversal）をカウントしてしまう可能性。

Noon Session

Afternoon Session

Closing Session